外遊帳 2006 冬

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3月26日(日) 借金30年分

3月は1度も休みがなかった。2月だって、1回か2回だった。それでいいのか?

それはそうと、家を買った。
「家は借りて住め」という父の遺言(まだ生きているが)があるので、私は一生家を買うつもりはなかった。だいたい家を買う金があれば、その金で酒は呑み放題だし、釣具も買い放題だ。
しかし、妻の夢だとか妻の勤務場所だとか妻のプレッシャーだとか諸々の事情により30年分の借金を背負う羽目になった。どうせ住むなら、田舎の鳥が来たり裏山に山菜があったり動物がいたり魚がいたりという一坪1万円以下の場所に住みたかったが、その願いも叶わなかった。
んで、せめて川が近くて釣りやカヌーがすぐできるところに土地を買って家を建てた。

昨日引き渡された。
転勤のため、1週間に5回という飲み会の合間に残務整理をしたり、引越しの準備をしたりしていてめんどくさくてたまらないが、あんまり更新しないと数少ない常連さんに怒られるので、更新内容もないのに無理やり更新した。全然外遊帳ではないが、許して欲しい。

少し落ち着いたら、友だちを呼んで焼肉したり、私の手料理でも振舞おう。そうすれば、少しは借金30年という暗い考えも頭から離れるだろう。そして暖かくなったら川を下って釣りをしよう。うん、そうしよう。



こんなうちを見つけても、石など投げ込まないようお願いします。

2月12日(日) スノーシューを持って山へ行く。

今日は朝から近所の山へ行った。
クマゲラやオオアカゲラ、クマタカなんかが見れるとラッキーだ。

山奥へ車を走らせると、オオワシとオジロワシに出合った。こんな山奥でのツーショットは珍しい。
写真撮影には絶好という場所にとまっていたのだが、カーブを曲がってすぐに出会ったので、成鳥の2匹は驚いて飛んで行ってしまった。若いやつは警戒心が薄いのか、そのままとまっていたので、車の窓からパチリ。


渓流沿いをスノーシューで歩き回った。深い雪なので少し歩くと汗をかく。
誰もいないところを好きなところに歩けるので、気持ちがいい。
小一時間散策し、車に戻るとアカゲラの声がした。
カメラを車に置き、双眼鏡だけもって声のする方に行ってみたら、オオアカゲラだった。
こりゃ、カメラが必要だと車にダッシュし、戻ってくるとまだ木をつついている。
一心不乱になにかを突っついていて、まるでこちらを気にしている風ではないので、余裕をかまして観察していたら、車が通って飛んでいってしまった。写真はピンボケと枝かぶりだけだ。残念。

残念だなあ。オオアカゲラってなかなか出会わないんだよなあ。


代わりにコゲラちゃん。
なにか白い糸のようなものを木の節から引きずり出していたけど、なにを食べていたのだろう。


昼頃家に帰り、帯広方面に飯を食いに行った。
ナナカマドにキレンジャクが来ていた。
マヒワやキレンジャクといった冬の鳥がやっと増えて来たようだ。

今日見た鳥:コゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、ゴジュウカラ、ヒガラ、コガラ、キクイタダキ、マヒワ、ミヤマカケス、オジロワシ、オオワシ、キレンジャク、ヒヨドリ、ツグミ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、マガモ

1月29日(日) ちょこっと鳥見

ゆっくり起きて、鳥を見に行った。
町中に流れる川に、カモが沢山集まっていた。餌付けをしているのだ。老後の喜びなのかもしれないが、良くないことだと思う。


中にカワアイサ夫婦が混じっていた。


オジロワシが崖の上にいた。

海岸近くまで走らせるが、小鳥は見ない。一度群れを見かけたが、なんだろう。ハギマシコっぽかったが。
小鳥がいないので、ミヤマガラスの中にコクマルガラスがいないか探してみたが見つからなかった。
などと書いても、釣り人の訪問者が多いこのページにはそぐわないかもね。


ミヤマガラス くちばしの付け根が灰色でしょ。

1月27日(金) 作戦会議

Ryuさん主催で作戦会議があった。単なる飲み会。
サイトに集まる釣り仲間との年に1回の飲み会は、今回で何回目になるのだろう。
一回目からの皆勤賞はあさみさん一人になってしまった。私は前回のみ欠席。
過去最大の人数だったが、その分話が分かれてしまったのが残念だ。
Rさんや、11佐藤さんといった初めてあった方とあまり話ができなかった。
あさみさんや、みっしーさん、まつさんとだってこの飲み会で初めて顔を合わせ、釣り友だちになったのにね。
収穫といえば、みっしーさんの「チューハイ。オネーサンの生搾りで!!」っていう注文を聞けたことかな。あれは、歴史に残る一言だと思うなあ。
あと、キンゾーさん。人が折角あげたCD(カウントダウンじゃないよ)店に置いてったようですけど、何か私、気に障るようなことしましたか?

1月24日(水) 弟子からの報告

11日の結果報告が届いた。全文掲載する。

わざわざ釣りに連れてってくれて本当にありがとうございました。
あの後、ワカサギを70匹位、あと、ウグイも二匹こっそりまぜて、からあげにしてもらった。
あがったらまず、ウグイをさがした。すぐ見つけて、
弟子 「○○、ほら、ワカサギ、食ってみ。」
  「あ、メッチャうめぇ、このあいだ食ったヤツよりうまいわ、これ。」
弟子 「▲▲、これ、食ってみ。」
姉  「うーん、おいしいわこれ。」
こんな感じでした。
デカイウグイは弟に、サクラマスって言っときました。
弟「サクラマスオレ食う。」
今日は食わなかったけど、食べる気満々でした。
ウグイの話はこれで終わり、ワカサギの味は。
「うまい、これなら三十匹はいける。」
メチャうまかったです。
魚までくれて本当にありがとうございました。


彼に、まあきち2号の称号を与えようと思う。

1月15日(日) 鳥見で400q

早朝から鳥を見に行った。
オジロワシやオオワシ、クマタカ、オオタカ、ハヤブサなど猛禽に沢山出会えた一日だった。


河畔林の間から、こっそり狙った。


デジスコだと、こんなアップも可能だ。

厚内から、襟裳まで走った。
港にはシノリガモの群れが入っていた。
海は波が高かったが、クロガモやヒメウが浮かんでいた。
カモメの群れがいたので、飛んでいる鳥の写真の練習をすることにした。
実は、さっき、オオワシの飛翔写真を撮ったのだが、失敗ばかりでがっかりしていたのだ。


たくさんいるので練習になる。なんか魚をゲットしていた!

今度は、小鳥を撮りたいなあ。


1月11日(水) 将来十勝をしょって立つであろうアングラーと釣りに行った。

近所に小学校6年生の釣りの達人が住んでいる。
今日は、そいつを連れてワカサギを釣りに行った。

朝5時に出発し、ダム湖を目指す。
雪が降っていて気になるが、天気予報の降水量はたいしたことがないし、午後には止むというので気にせず車を走らせた。
現地に近づくにつれ雪の降りは激しくなってきた。温泉街を越えた道は除雪がまだされていなかったが、まあ大丈夫かなとそのまま進んだ。非常に軽い雪のため、突っ込むと雪が舞い上がり視界が0になるので、ゆっくりと進む。
数100m進んだところでエンジンの回転数が急激に下がって、車が止まってしまった。なんだなんだ?こりゃまずいぞ。

だましだまし車を進め、いつものポイントの駐車場についたが、駐車場には50cmほど雪が積もっていて車を止めることができない。道路すら除雪が終わっていないので当たり前だ。しかたがないので、山をおり、まつさんのところで休ませてもらった。(お茶と肉まん、ごちそうさまでした)

小一時間休憩の後、まつさんのジムニーを借り、再び現地へ。しかしまだ、駐車場は開いていなかった。ちょうど除雪車が通りかかったので、開けてくれないか交渉してみた。
「なんだ、仕事かい?」
「いえ、釣りです」
遊びのために開けてくれるはずもなく、いつごろ開くか聞いてみると3時間後というつれない答えだった。けれど、その次の言葉にに一筋の光明が!
「奥は今開けてきたけど」
「おー!やった、釣りができる!」

その入り口からポイントまでは結構歩くが、何組か先行者がいたので、へとへとになりながらもなんとかポイント入りすることができた。


昼頃、天気予報どおり晴れた。あたり一面真っ白で美しい。

最初に開けた穴は全然ダメだった。
近所の子が鋭い勘を働かせて、
「もう少し奥に行きませんか」
というので、その意見に従ったら、魚が釣れ始めた。
私がペグを打ったり、お湯を沸かしたり、ビールを飲んでいる間に彼は10尾ほど釣り上げた。
「1人2匹か。うちは、1人10匹は軽く喰うから、50匹は釣らないと・・・。」
などと、家族のおかずのことまで気にしている。若いのにエライヤツだと思いながら、ホットウイスキーを作っていい気持ちになっていく私。俺のようになるなよ彼。

10時ごろから3時半頃までやり、彼は90数匹という釣果だった。上出来でしょう。
結構ずーっと釣れていたが、夕方ごろが一番良かった。
3つ4つ付くこともたまにあった。
彼は、ワカサギ釣りの経験はあまりないそうだが、感が良く、手返し良く釣っていた。将来有望である。

ウグイ用の生簀を作り、彼の釣ったウグイを入れた。


直後に本日最大魚が釣れた


私の釣果。百六十数匹。

帰りに私の魚も持って帰らせたら、彼のうちからお礼が届いた。
揚げたてのワカサギの空揚げとビールと中札内の鶏卵だ。もうけたな。

ところで、彼の釣ったウグイのうち、小さいのを持って帰らせた。
「何も言わずに料理してもらい、家族が食う様子を観察して来い」
と指令を出した。家族は見た目で区別できないだろうと言っていた。
母や弟が「なんかこのワカサギちょっとへんだなあ」と言いながら食べていても笑えるし、
魚の味にうるさく、ウグイなど食うものではないと言っている彼の父が「うまい、うまい」と食っていればさらに痛快だ。

報告が待ち遠しい。
俺のようになるなよ、彼。

1月7日(土) まつさんとワカサギ

新年は2日から4日まで東京の実家へ帰っていた。
二泊三日と強行スケジュールなのは、できるだけ東京で過ごす時間を短くしたかったからだ。
ビルにしろヒトゴミにしろ、私の苦手なもので溢れかえるこの町に魅力はない。
久しぶりの帰省なので親戚連中に会わねばならないのも煩わしい。善良な人たちだが、私とは考え方が大分違う。話しているとその違いを感じ、微かに苛立つ。
今回は、娘連れなので、さらに疲れた。池袋のサンシャインでプリキュアショーだかをやっているというので見に行く羽目になった(うちの娘が昨年の七夕の時に書いた短冊は「プリキュアになりたい」であった)りして、本当に勘弁して欲しかった。
4日に帯広空港に着いた時には、心の底からホッとした。白い山と畑と防風林を見て、胸がすぅーっとした。「ああ、やっと帰って来れた。嬉しいなあ。」という感じがした。暮らした長さは十勝11年、東京24年と、東京の方が2倍以上長く暮らしてたのに不思議なものだ。
そんなわけで、早速十勝のツートップの片割れを誘ってワカサギを釣りに行った。


夜勤明けで疲れているだろうに、ソリを引いてくれた。

釣れては止まり、止まっては釣れるという感じでポツラポツラの釣果だ。
それでも夕方には食いが立ち、何とか100匹は超えた。
釣った数が少なかった方が、全てのワカサギを相手に差し出すという賭けをしていたハズなのだが、まつさんは、ただの一匹も私にくれなかった。
まあ、行き帰りの運転と、ソリ運びをしてくれたから勘弁してやろう。

我々が夕方までやったのだから、このダム湖のワカサギは多分釣りきっただろう。
夜は例によって、近所の友だちを呼んで、ワカサギで一杯。